せめて心にラブソング
枯れ草の荒野を飛ぶ風 埃を巻いて 
 はるかかなたに連なる山は岩の肌 
 行けど旅路にオアシスはなく 
 狂った磁石と壊れたコンパス

      立ち止まれ 引き返せ 
      暖かい春 おだやかな秋 
      行くのはやめろ 戻りなさい 
      占い祈祷に宣教師 
      誰もが笑った見送りの時
      ………
      立ち止まるな 歩き出せ 
      炎天の夏 荒涼たる冬 
      戻れるものか 帰らない
      たとえ槍の雨が降ろうとも 
      信じるものは己れが決めた道標

 振り向けば確かな足跡連なって 
 自信と勇気のかげろうゆれる 
 励まされ 助けられ
 栄光の鐘鳴らす時まで 
 色あせた地図を片手に携えて

   そうさ風に向かって歩く時 
      せめて心にラブソング 
          口ずさむほど慰めになる

   今だ人生途上にて 
   そうさロマンと道づれ歩く時 
      せめて心にラブソング 
          口ずさむほど慰めになる