初恋
 麦わら帽子 
 小さな両手で 逆さに受けて 
 … さぁどうぞ 
 赤いトマトが 山いっぱい

 蝉しぐれ 
 木影づたいに 二人歩けば 
 … それでね 
 尽きぬ話が 次から次へと 

 夏の肌 
 背たけのひまわり かすかにゆれた 
 … 好きです 
 たしかに君は 言ったから

 初恋の人 
 涼とる縁側 風鈴の音 
 … チリリン 
 今年の夏に そう思う